リメイジン 李美金

リメイジン 李美金

中国の海南に生まれる、1942年16歳で一ヶ月間動員

村中に私がされたことが広まり、

女の身として恥ずかしい思いをしました。

「日本の売春婦」といって売国奴扱いされるので

日本軍が侵略してきたので村の人々と一緒に裏山へ逃げたのですが、「もういないだろう」と思って家に帰ってきたところで捕まりました。皆飛行場を建設する仕事に動員され、山に木造の家を建てて住んでいたのですが、私はそこから二百メートル離れた、工具を保管してある藁ぶきの倉庫に住まわされました。

夜に二、三人の軍人が銃を持ってやってきました。怖くて反抗することもできませんでした。ほかに五、六人の女性がいましたが、監視のせいでお互いに声をかけたり顔を上げたりすることはできませんでした。

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男女別で仕事をさせられたのですが、それは昼に顔を合わせれば「夜に誰それが来て強姦した」という話になるからです。食事も水に塩をまぜたごはんやおかゆしかありませんでした。

ある日、働きに来ていた新婚夫婦の夫が亡くなったので、家族のふりをしてその葬儀の列に混ざって脱出しました。

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村中に私がされたことが広まり、女の身として恥ずかしい思いをしました。「日本の売春婦」といって売国奴扱いされるので、自分を恥知らずだと思いました。

腰痛があり、風湿性関節炎(リウマチの類)で辛い思いをしています。日本人を見ると怒りに震えます。もし戦争が起こったら、最前線に立って戦いたいと思っています。

* 数年前まで天井から細い光がいくつも漏れていたが、最近家の修理をして雨漏りはなくなった。それでもいまだにセメントがむき出しになっていて、湿気が多くじめじめする日には匂いと毒気が立ち上ってくるようだ。今度は壁紙を張って修理の仕上げをしてあげたい。